ニュータイプ1月号ネタバレ付き感想〜腹を抱えて3,000秒、の巻。(2017)


 12月、師走です。
 何だか秋から毎日が忙しいまますっかり年末に突入してしまい、今月はこのネタバレ感想と17日のボークス・ジョイントフェスティバルでのカイゼリン展示(当日はFSS展もありますよ!前売りの通販が8日で終わってしまっているのでボークスのお店で入場券お買い求め下さいね!)位しか書けそうもないかも…(としていますけども、時間を忘れ追加を記したくなる衝動も勿論あります。)
 2017年、このブログでも日常でも1年色々ありました。ありきたりですが先に少し振り返らせて下さい。
 ブログ方面以外では
 ・クラシック音楽に関する発信団体?glittantiqueの作成と、2本の公演にちょっとだけ関わりました。今日9日からチケット発売の新たなコンサートもございますのでシューベルトにご興味ある方是非とも来年7月15日(日)よろしくお願いします…。作曲者が生きた時代の楽器で奏でる「ます」など旧くて新しい世界をお楽しみ下さい!!)
 ※Twitterアカウント、glittantiqueは家族との共同製作になります。フォローなどはお気軽にどうぞ!
 ・家族が突然手術→入院してしまいました。
 ※今はありがたい事に検査はたまにありますけども元気です。6月の仙台や宇都宮GTMで皆様に大変ご迷惑をおかけしたことを改めてお詫びいたします…。
 このブログ内でも上記に比べれば小さいのですが
 ・Googleに薦められて入ったアフィリエイトから実際に収益をいただきました。
 ※あ、額としては微々たるものですよ…。
 ・その収益を予算として使って、皆様にはご負担をかけない形での配布物”Fughetta1~3”という、3冊の書きおろしミニコラム集を制作しました。
 ※1,2は配布終了しておりますが、3は年末までお配りしておりますのでご興味ある方はお問い合わせフォームにてどうぞ。17日のボークス・ジョイントフェスティバルでオカザえもんの帽子を被っている私を捕まえて聞いて頂いても結構です。

 この4つがこの1年において非常にウエイトが大きかったです。
 ただ、ブログ関連のことを書けばFughetta.シリーズはお取り寄せしなくてはならないというアクションが面倒だったのかあんまり受けなかったように思います^^;
 (高いハードルを乗り越え実行して下さった勇気ある皆様からはご感想など色々頂戴し大変嬉しかったです。大変ありがとうございましたm(_ _)m)
 やはり気軽に読めるウェブの方が良いのかな、でももっと言えばもっと日常的にに遭遇できるSNSの方が良いのかな、という思いをこの頃とみに感じております…。ブログにアクセスする、ということ自体が今や少々時代遅れというか、よりダイレクトに話題を書き込み読んでもらえるSNSの方が便利なのかもしれません。
 しかしここで敢えて正直なことを書けば「ネットですぐさま読める気軽さに対し…全てをさらけ出すことに対する疑問」というのも私の中では常々つきまとっております。
 自分はFSSという広大な世界に対して日々大いに恩恵を受けていて、作品に対して思うことをこのブログに書き記してはいますけども、決してFSSや永野先生について自分の主張の土台や話題作りのネタにしたい訳でもなく、また刺激的なことを大仰に表現すれば受けるんだろう、という現在の風潮とは少し距離をおきたいのです。(なのにネットにしたためているのだから完全に矛盾しているのですけども…。こういった、何だか相反している感覚をこのブログの題としています。)
 ですからFughetta.ではそういった普段踏み込めないような範囲でのFSS的な話題やテーマについて、ウェブでの描写では少しためらわれたことを幾つか文章として表すことができたのは自分にとっても収穫でした。
 ただ人気がないものをわざわざ生み出すこともないしなぁという思いもあり、それに影響され感情もダイレクトに浮き沈みし、この前後に手がけていたいくつかのコラムは書きかけのままでストップしてしまいました…。
 実はもうじき二度目のアフィリエイト収益を頂けそうなのですが、これについても前回同様なるべくFSS的な活動に還元できるように何らか予算を組みたいのですけども、現在のところどう用いていこうか、未定となっております。
 以前にもこのブログに書きましたけどもクリエイトとしての同人誌的なことには自分に適していませんから…決まったらこちらでまたお知らせしますけども、さてどうしようかなぁ…😒

 さてさて、えらく長い前置きになっていますけども今回それすらもへっぽこ感想への取っ掛かりの1つになっておりお許し下さい^^;
 その、配布物があまり数をお配りするに至らず若干の失望を感じていたときに手がけていた書きかけのコラム…ひとつは「リリを紐解く。」というお題で日本的な女性のファッションについて、もうひとつは、Fughetta3.でランジェリーについてのコラムを書き、話題に触れたものですからその姉妹編としてレッグウェアについて記載したものだったのですけども…
 これ、今月号を読む前にちゃんと完成し発表できていたら良かったなぁ…!というのが当初の感想です^^;どちらもテーマが複雑怪奇だったものですから結局ちゃんと出来ませんでした…。
 今回その時書いておきたかったことにも若干触れつつ、進めていこうと思います。
ここまでが前置きです。やっと本編に入れます…本当にここまで長くてごめんなさいね^^;

 しかし、しかし、読んでいてずっと、本当にお腹を抱えて笑ったというか…ファイブスター物語で私がこんなに爆笑したのははじめてでした^^;
 いえ、FSSは私にとって常にシリアス一辺倒ですので、例えLDIがフロートテンプルに突っ込もうと、リリが単に実年齢に合わないだけでなく、かなり素っ頓狂な格好してジークが変顔しようとも、つい「このエピソードにはこういった意味合いがあるよね…」とつい頭をよぎってしまうのですよ^^;
だけども今回もそういった要素を大いに内包しつつ、しかし笑うのを止めることは出来ませんでした…。

 あ、後半は笑うところではなかったのですが、そちらは私には「やっぱりあのファッションは子供向けだったのね」という感想でした。
というのも、本編に出てくる娘さん…スパッツラインがピタッとしたタイプのものに変更されていますが、あれ、スカッツだよね??
 …皆さん何の事か分からなければスカッツと画像検索してみて下さい。ミニスカートにスパッツが合わさっていてこれ一枚でコーディネイトされているお洋服です。主として幼児~せいぜい中学生入りたて位のティーンエイジャーがギリギリの範囲で、彼女達が女子高生にでもなれば色気も出てきて、ミニスカートにわざわざスパッツは合わせたりしないのです。(あとは大人の作業着…あるいはかなりくだけた普段着スタイル位でしか出てこない組み合わせです。スパッツonスカート…この場合はスカート地味な場合が多いです^^;)
 D4の設定画では更にスパッツ部分のラインがフレアになっていて余計に子供っぽいのですが、ミニスカート+スパッツ(スカッツ)+オープントゥのなのにソックスというコーディネイトは少女漫画でいうところのちゃお世代くらいしか出来ないだろう!と思います。
(今年サンダルにソックスはちょっとだけ大人でも楽チン路線でフューチャーされましたけど、普通はサンダルは素足。改まった場+中年以降はストッキングをあしらうものです…。ということで、実はリリさんのアゲハ路線も、ちゃんとガーターレスのストッキングを履いていることで後で慌てて女王さまになってもきちんと感というか、年齢が出るんですよ!さすが家庭画報世代…)
 …あれ、リリさんってヤンママじゃなかったっけ?
 という物語の展開までも色々疑問が出てきてしまうという…ファッションでもそんな要素が噴出するようになっているのがファイブスター物語の恐ろしい所です^^;

 それは爆笑しまくった前半部にも表れていて…ランジェリーにあれだけお詳しい永野先生ですから、ファッションではインナー類と同時に語られることの多いレッグウェアも間違いなく知識豊富なはず!(ただランジェリーに比べれば高級メーカーでもせいぜい数千円の贅沢なので、あまり触れられていないのかも)今月号の表紙、謎の装甲?つきのあの方のタイツもきっとそんじょそこらのものではなく、きっとフォーガルのカラータイツでしょう…(確か8000円でしたっけ?)
 そしてブラストさんは相当食い込ませていたようですが…あれ間違いなくショーツ履いていませんよ^^;男性側は気が付かなくて結構ですけど…^^;^^;
 私は勝手にウォルフォードのサテンタッチ20(この数字はデニール)でも履いてたんじゃないかと思っているのですが、FSSで女性が着用しているインナーにインポートブランドが物語中にも数多く出てきたように、ストッキングやタイツも外国のものは見た目がとてもおしゃれだけでなく履き易さ、着用感も大変良く、更に「ショーツをはかなくても綿クロッチがついていて直にストッキング一枚履き出来る」という日本のものにはあまりない特性を持っています。これはショーツのラインをパンツやタイトなワンピースなど、服の上から下着を響かせないための知恵でもあるのですが…
 やっちゃいましたねぇ、ブラストさん^^;自分からドーンと開けっぴろげにしたくせに^^;相当困惑するわけです…。
 もう笑い転げながら、一読して彼女のこと大好きになってしまいましたけども…同時に思ったのが「どー考えてもこの方こいつさんの娘だろ!!!」でした^^;
 二重人格か?みたいにも思える態度のコロコロ変化した感じ、鋭い視線かと思ったら大きな瞳で上目遣い、何より「自分の限界まで出し切れば次が見える」という台詞には、負けても怪我しても命の危険を計算し尽くした上で剣聖に挑戦し続けたあの方の姿勢にも通じるところがあります。(ついでに胸があんまり大きくないのもそうですね^^;)
 おまけにヨーンに見られた見られてないとかいうお下品^^;な感じを抱えつつ女性側が彼にすっかり惚れてしまうというのは(立場は逆ですが)桜子のときと通じるものがあるのですよね…ひょっとしてヨーンを衝立としてやっぱりこの二人もなにかあるのか、という昔の疑問が改めてクローズアップされます。
 ま、でも面白かったからいいや^^;ただ、ブラストさん去ってしまいましたけど、彼女自身は無傷だからまた何かあの老博士に言われて戻って来ないといいんだけど…でもそうしたら今度は完全にもうほの字だし敵の敵としてヨーンに味方するのかしら(オイ!)
 緊迫した展開の割に、(ここで殺されたらジークもヨーンも未来がなくなってしまうと分かっていますから)妙に変なことを期待してしまうのでした^^;

 あ、あと先日先月号のへっぽこ感想に最近コメントくださった方どうもありがとうございました。
 アラン・リーに抱いていたことはちょっと合ってたっぽいので嬉しかったです。彼女がしていた剣の見立てから、ジークが誰の子供であるとかはちゃんと把握しているようですね。
 彼は赤ん坊のときから剣を捨てたと言っていますが最終頁のことと関係ある…んだろうなぁきっと。
 そしてそれは今に始まったことではなく、…はるかな昔、トリハロンの時はなかったかもしれないけれども、時代の移ろいは堅牢な帝国の変質を徐々に進行させ、その中で脈々と必要悪という(言い分の)ポジションで受け継がれてきたことなのではないかという気も、ちょっとしています。
 あれだよね、辛い話ではあるのですが洗脳って子供だと遥かにやりやすく、大人の都合のいいコントロール下に置きやすいんだろうね。それは現実の…最近だとISの自爆兵とかもそうですけども…また今世界中がきな臭くなっているし心配なのですが…

 と、すっかりタイトルと相反する陰鬱な感じを抱きつつ、このブログとしては17日!日曜日のカイゼリン展示を堪能しつつ(今月号は上野GTMでのレポートも載っていますけど、あのフィギュアはニュータイプ紙面の大きさからもはみ出すんだ…)良かったらオカザえもん帽子の私に声をかけて頂けたら幸いです。
(配布物欲しい方はその旨も仰って下さい。ただ部数が少なくSNSか事前ご連絡いただいたほうが確実です。)
 そしてついに14巻の発売日が発表されましたね!!!来年2月10日(土)を楽しみにしつつ、私達ファンとしては来月号の物語と、単行本表紙の公開を心待ちにしていましょう!!(^o^)うわぁエライ贅沢だ…。
 ※下の画像は今のフロント画面なのですが、ブログではトリミングしておりました。全体像は来年の年賀状に使おうかと思ったのですが、結局別のものにしましたのでこちらに^^;
今年は絵は描き直しが半分位をしめていたかも…^^;ま、まぁささやかなへっぽこ自己主張でもありお許し下さい。

 ※12月12日追記。ただでさえ時間がないので簡単に記しましたが、1月号の別件について衝動的に別記事にしました^^;表紙のあの方についてです。よかったらそちらもどうぞ。














コメント

Amino-Pirin さんのコメント…
謎が謎を呼んで楽しい回でした。続きが気になります。レッグウェア解説もありがとうございます。こちらから捕まえに行く知識分野ではないためご教授が無ければ生涯知らない事でした。Fughetta4.も是非是非。
チーク さんの投稿…
Amino-Pirinさま
いつもありがとうございます。丁度すれ違いに(別記事を書いていたため)なってしまいました。
レッグウェアは消耗品ではありますが、靴とも下着とも大いに関係している為、流行も定番も両方が混在していて、なおかつ快適さも要求される大変おもしろい分野です。
日本のメーカー(福助やアツギ、グンゼとかですね。最近ではユニクロなども優秀です)も外国のメーカー(ウォルフォード、フォーガル、ピエール・マントゥ、イビチなどが日本では有名かな)も色々見えない所で工夫されていて、女性のファッションに彩りを与えています。
日本人はあんまり一枚履きは好まないかもしれませんが、実はとっても便利なので特にタイトなパンツスタイルの時はショーツにせず、タンガかこの、クロッチ付きのストッキングやタイツをオススメしたいですね…
って何書いているんでしょう^^;
でもS型ファティマのアイコンでもあるタイツ+ソックス+パンプスがいかに彼女達の象徴であるように語られるのは「人間の女性はその組み合わせはほとんどしない」という感覚も含まれているのかもしれません。(今年すこーしそんな感じの組み合わせもありましたけども…連載当初~今の女性でも基本的ファッション感覚だとタイツにパンプスか、ソックスにカジュアルなローヒールであって、両方を着用してパンプスを履く方はそれ程いらっしゃらないと思います。)
でも一方、M型のタイツ+ブーツの下でも靴下を履いていますよ、という静さんのD3のお話などはその方が快適だから、という感じもあると思います(タイツだけだと足が滑りやすいのです。)
永野先生女性に気を配っているんだなあというのもそこかしこに感じられるのが面白いですね。

配布物は作ってみたもののご感想を嬉しく思ったり懲りたり極端な感情の振れ幅に振り回された為、これはやめたほうが良さそうだと痛感しています^^;
また「別にその価格だけでは赤字かも知れないけれども、読み手にお金を払って頂く」という本来の同人誌が持っている要素について自分のようなへっぽこには向いていない、そうしたくないという思いもあります。(※注意 決して今現在同人誌を作ったり手がけたり、購入している皆様についてどうこうと言いたいという事ではありません。製作者が時間をかけ持っている能力をつぎ込んだ素晴らしい作品に対する対価はあってしかるべきだとも同時に思っています。単に自分はウェブなど、他の道を選びたいだけのことです)
でも誰でも読めるウェブに思ったこと全てを書くというのは中々勇気もいるし、表現というのはとても難しいものです。何か書き足りないな、そう思った時にまた異なった形で企画を進めるかもしれません。
Amino-Pilinさんは今回の配布物3点に目を通してくださり、ご感想などもいただきました。改めて本当にありがとうございました。配布物が出回った数はブログの100分の1にも満たないですけども、壁打ちにならなかったのだけは大変救われる思いがいたしましたm(_ _)m

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