ニュータイプ2月号ネタバレ付き感想~セオリー崩壊の予兆、の巻。(2017)


 ・・・何だか経済新聞の下手な見出しみたいなタイトルになってしまいましたけども^^;
 実はブログの記事題は雑誌連載を読んで真っ先に閃いたりする場合もあれば、反対に本文書いてからも決まらず最後の段階になっても悩むこともあり、ようはバラバラなのですが^^;今回は何故か書く前から二転三転しました。
 2月号を読んですぐは、あること故にちょっとスッキリしなかったのですが、間近に迫った14日のオフ会に必要な印刷物を自宅のプリンターであれやこれやのついでに刷りつつ更にぼんやり考えるというかなりいいかげんな態度を繰り返しているうちに、これに落ち着きました。と同時に自分の中でも何だか腑に落ちたような感覚を覚えました。
 それが例えどうしようもなくひどい題名であってもです^^;
 (一時トップにも書きましたが、南インド料理を囲むという変わった^^;14日のFSSオフ会はおかげさまで定員いっぱいとなりましたので締め切り前に募集終了とさせていただきました。手を上げてくださった皆様どうもありがとうございます!総勢17名の会になり、現在あたふた配布物を同時進行で作っております。この様子はまた後日このブログにてご紹介させていただきます。
※参加者の皆様には先日詳細をご連絡しましたが、もしもまだの方がいらっしゃいましたら恐れ入りますがチークまでお問い合わせ下さい。)

 その「スッキリしなかったあること」とは・・・私も若くないからわからないのかな^^;セイレイとマロリーの行動でしょうか。
 ミラージュ騎士貸してと言っていたのはマロリーです。そして彼女達の目的はただ一つ、「アルルの首を取りHL1を奪還する」ことにあると思うのですが・・・マロリーは今回ああいった行動をしたのならどうしてそんな提案をアイシャにしてきたのか?
 1 本来の目的を果たすため、ツラック隊に潜り込みアルルがやってくるのを待つ
・・・というのはちょっと不自然というか、あの馬鹿一直線の態度にそんな裏の作戦があるように思えなかったのです。(いや、ひょっとしたらそうなのかもしれませんが・・・)
 だとしたら
 2 ベラ国での市場の子供の様子を見て、湿気た態度になってしまったセイレイに活をいれるため、あるいはスッキリしてもらうためにツラック隊に味方することにした。本当はミラージュにも仲間入りしてもらいたかったんだけど・・・

 なのか??そうなのか???
 だ、だとしたら・・・国家予算超無駄遣い~!!トリオの皆さん(しかも陣形だけでGTMワイマールどころか人影すらも出てこない冷遇っぷり)超かわいそう・・・^^;
 とりあえずミラージュという保険をつけてもらって、相当無謀ながらも彼らはどこへ行こうとするのか・・・(よくわからないんだけど、2ページ目の図から判断するに、彼らはウモスのB-5と対峙して、ロッゾのB-2あたりに来てしまった感じ?)
 ま、まぁ物語のお笑い軍団にもなってしまっているセイレイ達のことはちょっと置いておきます^^;

 物語としてはナオ君やベルミやアイシャの言っていることが非常に的確であることには間違いないのですよ。
 まだ序盤だし被害も双方そんなに出てないけど、明らかに数の少ないツラック隊の方が消耗している。それは恐らく、戦争(に限ったことではないかもですが)では数の多いほうが勝つという鉄則に基づく一種のセオリーだと思います。だからバッハトマは一気に行かないで数の優位で戦略を立て実際それでじわじわダメージを与え上手くいっているように見えますし、ツラック隊はメンバーとしては優れていても、相手が多勢な上に、ファティマの情報妨害によって動きが読めない分起きたことに対応しようとしているのが精一杯のように感じられます。
 だけどこの、訳の分からない加勢?は、もしもそれが本当に私のへっぽこ予想通りの「市場で子供を見かけた事によるセイレイの反射対応^^;」であるならば、これも”神様達がベラに来たことによる一種のドミノ的な要素のひとつ”であり、その波乱要素を確認した、ミノグシア周囲に繰り広げている他の軍勢(現在戦闘に入っている国家に限りません)がどうこの戦況に加わるか・・・という今後の乱戦の予感を漂わせています。
 というかアイシャさん、まだ知ってなかったのですか!!!^^;
 彼女、どこで、何がきっかけでソープに気がつくのかなぁ・・・暇しているキュキィからか、それとも偵察にあたっているカレからか、それとも他のミラージュがソープを守るため加勢するような全く別の要素からか?アイシャはその後ナルミと仲良くなるみたいだから、先回りすれば彼女達も結局は参戦することになると思うのですが・・・

 今月号で冷静に戦況を分析しているこの三人が(事情は異なれど)今後鉄壁だった予測から大変慌てる状況になり、結果バッハトマ軍が総崩れしていく・・・どうなるのかさっぱり分からないけども、今はまぁ、僅かに物語で示されている布陣を眺めながらセイレイさんの猪突猛進を楽しみましょうか^^;
 トリオの一個中隊が逃げ回ったり攻撃したり、アルルを狙ったり。色々有り得そうな混乱から、やがてナオ君のところへ行ってくれないかなぁ・・・というのが個人的なお楽しみです^^;セイレイが怒り爆発するとしたらアルルかフィルモアしかありませんものね・・・

 でもこれって、何か11巻、魔導大戦序盤のクラーケンベールの台詞「もう少し楽しませてやろう。民を楽しませるのも帝のつとめだ、ははははは!」みたいですね・・・
 勿論この場合、帝は永野先生でございます・・・。

 あとは箇条書き。
 ・表紙解説ですが・・・「え、4人だけなの??」そういう書き方ですよね・・・サタンが出てくるのが良くわからないのですが・・・どちらも決して神様ではない存在ですから、彼らは同じ目的で共闘しているのかな。そしてこの人達が現在アマダ・ジーで潜んでいるのかな・・・ララファは現在目覚めの進行中、しかもナインの考えとは別に登場してくるようですが、残りの人達が今後誰かの中で起成されることはあるのでしょうか?それとも当時そのままの姿で登場するのかしら?
 そしてサタンは・・・マドラを覚醒させるお手伝いでもするのでしょうか^^;

 ・レレイスホト偉かった!「ソープはバランシェ・ファティマのアークマスター」的な要素を感じさせ、それを大事にしつつも仲間の迷いを振り切りましたね。
 まだ予測は確信には至っていないからというのもありますが、「ソープが敵陣にいたら戦況にとって大変な不利である」ことも飲み込みつつ「マスターの勝利が自分たちの望みでありソープもその追求姿勢に励むことを望んでいると確信している。だからといって彼が敵陣にいる可能性を感じながらも自分たちの主人には話さない」のもいかにも「自らヒトの運命を動かしたりしない」ファティマらしい。勿論その点からもソープは彼女達のアーク・マスターなのかもしれませんが。

 ・「セイレイが戦線突入したことで、遠回しながらも神様の恩恵を読者とナオくん達にもたらした」あの二人ですが、クローソーは2巻で「お妃様のお子様たちを見ていく(略あり)」と言っているのですから出てきて当然なのかもしれませんね。もう一人は・・・あんまり格好変わりませんでしたね^^;
 ひとつ言えるとすれば、彼=ハリコン=ジュノーンがこれで成立しそうなので3巻のあの方の台詞は間接的に否定されたことになりそうです。・・・これ以上書くと滅茶苦茶苦情が届きそうなのでやめておきます^^;
 あ、この彼に関する私個人の見解ですが「私はかつてF1ドライバーだったお父さんにはそれなりに親しみがあり好意的な思いを抱いていましたが、その息子さんもやがてF1ドライバーになり、彼が幾ら速かったとしても人物としての興味とは全く別の話だ。」これと同じことだと思っています^^;

 ・ナオくんが詩女について愚痴?みたいなことを言ってますが、これはクルマルスの見解なのか、ナオくん自身の考えかはちょっとわかりにくいですね。ガマッシャーンは同じ星にありながらミノグシアとは立場が異なり、土地が近いゆえ対立もしてきているみたいですから。

 ・ミノグシアは毛皮もふもふのイメージを付けていましたが、コーラスのファティマはレース系の装飾にショートマントが前にもかかるようについているのですね。D5でのレースの靴下といい、これはこれでかわいいかもしれませんね。(全身像は来月以降のお楽しみですが)

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 さてレースのようにふんわりと、今回はこんな所で・・・なのですが、最後にひとつ、またまた宣伝があります^^;
 今年3月2日(木)に白寿ホールにてオールメンデルスゾーンのプログラムのコンサートが行われ、当方が何故かちょっと関与していることは以前にもお伝えしましたが、今回もう一つ増えました^^;
 4月に代々木上原にてこんなプログラムのコンサートを予定しております。よかったら皆様いかがでしょうか!

 Kikuko Presents 音楽の玉手箱 Vol.7 アルルの女 ビゼー ピアノ作品と歌曲の夕べ
4月20日(木)1845開演(1815分開場)
会場・MUSICASA(ムジカーザ・代々木上原)
小倉貴久子(フォルテピアノ)
野々下由香里(ソプラノと朗読)

 になります。アルルの女・・・ってまた何だかFSSみたいですが^^;(一応)違います。誰もがCMなどで一度は聴いたことのある音楽ではないでしょうか・・・


 このあまりに有名な”ファランドール”も含むオーケストラの組曲が実は作曲者であるビゼー自身によってピアノ版に編曲されており、ピアノ一台で描かれる世界の素晴らしさを、ビゼーの他のピアノ曲や歌曲と共にご紹介するプログラムになっております。
 そして今回、プレイエルという仏メーカーの、作曲者の生きた時代に作られたピアノを用いることにより(3月のメンデルスゾーンとは楽器が異なります。)ビゼーの作曲当時に奏でられただろう音を繰り広げつつ、野々下さんの素晴らしい、おしゃれで優しい歌声と朗読によって多面的にビゼーの世界を紹介いたします。
 またこの公演はワンドリンク付きですのでワインなどを嗜みつつ気軽に音楽を楽しんでいただきたいという趣旨のコンサートになります。
 小倉さんと野々村さんの音楽については、ピアノ及び作曲時代が異なりますが、このモーツァルトで思い描いてみてください!


 3月のメンデルスゾーンのトリオ公演(チケット絶賛発売中です!詳しくはこちらもどうぞ。)に加えて、4月と立て続けになってしまいますが、もしも良かったらこちらのコンサートに足を運んでみてはいかがでしょうか。実はこちらは今日からチケット発売になりますのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m

 え、どうしてこのへっぽこがここのところこんなコンサートの宣伝ばかりしているのだ?と思われた方もいらっしゃると思います。
 実は・・・メンデルスゾーンのときはあまりに恐れ多くて伏せてもらいましたが、この公演には私達の名前が載っています。
 ”glittantique”(グリッタァンティーク)というのが、実は私達です。
 私たちは作曲者が生存していた当時の楽器を使った音楽に特に興味を持っており、”古いながらも強烈な輝き”の造語を、鈴木秀美先生に作って頂きました。
 ・・・もうお分かりになられたでしょうか。”glitter”と”antique”の2つの単語、前者グリッターはFSSから拝借しました^^;す、すみません・・・恐ろしくハイブリットな名称でもありますが。

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