ニュータイプ5月号ネタバレつき感想(後)~見えない物語を追え、の巻(2013年)

 ニュータイプ2013年5月号のネタバレ付き感想、その後編となります。前編は下記リンクからどうぞ。
 その前に、昨日公式サイトで新たな情報更新がありましたね。
 15日にあるというcoming soonは、何と公式サイトでのファイブスター物語頁にあるキャラクターズの情報更新でした。
 ニュータイプを買われた方には新画はありませんが、新しい情報が色々盛り込まれています。
 リトラ→あらたまの詩女で彼女は詩女だったのにアマテラスに嫁いだ とか、 帝騎マグナパレスが変形することになる とか!
 え、変形するの!?
 それとリトラ…スクール・デザインズに少女時代?の彼女の設定画が載っていたのですが、この彼女とあらたまさんと、顔が違うんだよね…うーん、スクール・デザインズの方は没か。だとすると最後に出て来る謎の少女も(デザインとしては)没か?そういえばその後ろに載っている違うデザインのラキシスも結局はゴティックメードに出てこなかったし。
 一応おことわり、予想と当たってないじゃないか!?と仰られてもあれはへっぽこがない頭で考えただけ.ですので・・・(^_^;)この後×印は沢山つくことはもう承知の上です。公式の情報と違っていたときは訂正及び、お詫びをいたしますが、予想ものに関しては、お遊びでもありますからそのへんナシでね。もし当たったとしても私は何ももらえませんし(^_^;)

 でも困った事に、公式サイトのお約束、iPhone及びiPadでは相変わらず何も見られない…※←現在はフラッシュやめたのでスマートフォンで見られます。
 作品以外のことでファンにストレスを感じさせてどうする、といつも思うのですが、「どうせ見られない」という呟きを目にするたびに、この辺りはスタッフの方、どうにかして欲しいと画面の向こうで切に願うばかりです。

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 さて本題です。
 実は今月号の連載再開で一番詳細が示された情報というのは、帝騎マグナパレスでもダッカスでもAFでもなく、「GTM ジ・エンドレス」であったと思うのですが・・・
 え?と思われた方、あるいはこのブログらしいと苦笑いされた方、両方いらっしゃると思うのですが、ひとまず続けます。
 先ほどのリトラの所で示した副読本「スクール・デザインズ」は07年用学生手帳として本物のスケジュール帳と小冊子として通販限定で出版された物ですが(ちなみに今でも買えます。)ここに出て来る謎の言葉「アマテラスが聖宮ラーンに手を出せなかったのは、ここに”エンドレス”と”彼女”がいるからだ(適訳)」とあり、これを買ったファンは数年前から、ずっとこれが何だろうと気になっていたのです。
 そしてトレーサーEx.1のマグダルの記述に”「アトラ」騎士団とフォーカスライト3、究極の決戦兵器エンドレスを所有する”ともあります。
 ああ、このエンドレスって、ナ.イ.ン.が隠した何かなのかなぁ、とぼんやり思っていた程度だったのですが、何とこれが今月号のニュータイプで突然正体が明らかに!
 しかもそれが、”ジュノーンとクローソー”だったなんて!!!

 確かにあそこにジュノーン(エンドレスと書きたいがここでは分かりやすさの為そのままにしておきます。)があれば、アマテラスは聖宮ラーンに手を出せないなぁ…って、封印された兵器が、コーラス王朝の守り神が、何故聖宮ラーンにあって、マグダルの所有物になっている!?…あ、あれか?カイゼリンと同様の理由か。カイゼリンは非戦の証としてトリハロンがベリンに贈ったものになったように。あるいは聖宮ラーンを護るためにそのままでは動かないが最大の援助をしたということか。
 そしてこの行為が出来るのは、現在の国王であるコーラス4だけだと思われるのです。(4→5に関しては、長子が誕生しない為王朝は数百年、国王不在になります。)
 なんと、コーラス4は騎士として動かない(エルメラ王妃の願いによって)事で一歩星団の動きから外れてしまう→それが今後の戦乱を抑えられなかった原因になると言われているのが定説ではあったのですが、裏では色々動いていたんですね。
 最初のAF・フォーカスライト(デルタ・ベルン…勿論、現在はアウクソーです。彼女がどうしてそういう結論になるのかは物語を待つしかありません。)が何故ジュノーンに乗り込むのかずっと謎だったですが、少なくともこの辺りにその機会はありそうですね。

 そのあたりも踏まえて新年表を見ると、名称以外の変更(大いなる過去の話はリブート7の表紙群に色々書いてあるけど、それ自体謎だらけなのでパス(^_^;)で違いが見られるのは実はかつて第二部と言われた(大分以前に一つに統合されていますが)4044年以降に多いのです。
 ちょっとそのことも踏まえてジュノーンとクローソーの行方について大雑把に書くと

  1. 現在はコーラス城にて封印されているジュノーンとクローソーがそのうち聖宮ラーンに移動する。
  2. 戦うことなく、アマテラスの星団侵攻から聖宮ラーンとマグダルたちを護る。
  3. やがてまたジュノーに戻されるだろう(コーラス5の時だよね、きっと。詩女の予言とかと関係あるのか?)
  4. 3960年にグラード卿によってジュノーンは隠される・・んだけど、どうも定説だったジュノー南部のアルマの森ではない?(これはDESIGNS2のグラード卿の設定を参照してほしい。どうもそれ以前に彼は何か動いている)ついでに、ジュノーの北部には「エンドレス」という地域がある・・・これもDESIGNS2から。
  5. コーラス6がディジナと出会う(4076年)より前(4075年)に、誰かによってジュノーンとクローソーは発見される。
  6. ・ジュノーンはコーラスの王子だけが起動できるものだった。しかしファティマがいないので稼動不可能→ということは、起動だけはした可能性がある。誰かによってコーラスが「お前じゃないの?」と連れてこられたか、彼自身がジュノーンを発見し確認したかはわからないが。この時点で彼はまだ騎士として動いていない。
  7. これが何故コーラスの王子だけが起動できるのかについては、分かりにくいが遺伝子的な要素の事がDESIGNS2のコーラス6の項目にあるので、案外あっさり動かすだけは出来たのかも知れない。ただしそれだけでは、同時に書かれている”コーラスの血縁者なだけで、コーラス6である証にならないと彼が悩む”理由にもなると思う。
  8. コーラスが騎士として活動をはじめたのはカステポーでディジナと出会ってから。(4076年のこと)ディジナは既に聖宮ラーンにて”見習い騎士”であった。(DESIGNS2参照。3巻のエピソードだけだとディジナが騎士かどうかはっきりしなかったが・・・)なんか怪しい事もディジナのところに書いてあるが省略。ちょっと楽しみにしている(^_^;)
  9. 4078年、年表には聖宮ラーンと書いてあるが、マグダルからコーラス6にデルタ・ベルンが渡される。(尚、マグダルはこの時も存命中であるのがDESIGNS2のディジナの記述で分かる。)これによりジュノーンは稼動し、コーラス6は反抗勢力の中心人物として祭り上げられる事に。ただしクローソーは目覚めていない。その後も恐らく・・・最後の最後までない?
  10. そして最大の謎は、純血の系譜の持ち主に仕える事を望んでいるフォーカスライト(デルタ・ベルン)がどうしてコーラスに付くのか。これは魔導大戦の・・・後かもしれないけど、ナ.イ.ン.と剣聖プロミネンス(マドラ)が明らかにしてくれそうです。(DESIGNS2コーラス19世の所参照)
  11. コーラス6は4100年に星団を解放してから、アマテラスと対峙し、そこで自分がコーラス6である事がはっきりとする。(DESIGNS2から推測。それまで分からなかったという事か?)そしてアマテラスはかつてのジュノーンの製作者との約束どおり、王家の宝剣を6に渡す…んだよね。(ねえねえ、やっぱりこれもガットブロウに・・・なるんだろうなきっと(^_^;)

以上。
 罫線つきが年表から、斜線はDESIGNSから確実視される事ですが、一応勝手なことは書いていない…つもり。ジュノーンは天照が関わったのに、星団統一前にも戦わずして彼の前に立ちはだかることになるとは、ね。
 そして4100年でモナーク・セイクレッドが沈黙するのも、モナークが「あなた」であるのなら、これ以上先のことは先生は描かない…と決めたのかな。という想像とともに。

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 ただね、色々想像できたし、とても楽しみではあるのですが、夢中になりながらも私はひとつ気がついてしまいました。

 こういう話になるということは、3巻のコーラス6とディジナの話って没だよね。
だって、あのエピソードは4071年のもので、今度の年表では「まだ出会っていないことに」なります。

 …単行本になったエピソードそのものが没になるのって、はじめてだよね?
 …
 …
 このブログで良く書いている、あの言葉を、又使おう。
「そんな事で文句ブー垂れているのは、自分しかいない、自分しか。」

 次回は来週辺り、21日日曜日18時~高円寺で行われますFSSナイトに行って来ますので、その辺りのことを笑って書けたらな、と思います。まだ人数に余裕があるようですので、こちらの頁から参加要綱をご確認の上、お近くの方、ご興味ある方は是非ご参加いただければと思います。ビギナーもマニアも楽しく語り合える会になること、請け合いですから!

コメント

匿名 さんのコメント…
タクトです(^^)


公式サイト見ました。マーク2の名前がクローソーとは…何故?

スクールデザインズ辺りから、アトラや、エンドレス、フェイスラ シュッツイエンなど、モーターヘッドとは紹介されてなかったんですよね…単に、決戦兵器とか究極のロボットとか解説されてるだけで…恐らくこれらはモーターヘッドなんだろうなと思ってたんですが、いまにして思えばMH→GTMに変更になるからゴティックメードとは書けなかったからなんですね(^^;;

チークさんの考察を読んでいて、ここ数年考えている疑問がまた表面化して来ています…

それは、

何故、天照は星団統一を始めたのか?です。魔導大戦も短絡的な愚行を選択する訳にはいかないと静観していたのに…天照を動かしたボードの一言とは何なのか?

仮に星団統一を果たしたとしても、その後の混乱は天照ならば用意に想像できたでしょうし、統一という結果が一時的なものでしかないというのも、また想像出来たはずなのに…

私にとっては天照が一番の謎です。魔導大戦以後、ラキシスとの考え方の違いが表面化してくるとの記述もありましたが…

FSSナイト行きたかった!(>人<;)東京に住んでたらラストまで参加したのに!レポート楽しみにしております!

あと、ご存知かもしれませんがpuffinというアプリでFlash使ってるサイトがiPhoneでもiPadでも観れますよ。私はそれでチェックしてます(^^)
チーク さんの投稿…
タクト様
遅くなってすみません。どうしても必要なときはロボットと書かれていましたよね…と今更ながら思いました。GTM→MM→MHってどうしても繋がらずに困っていたちょっと前が今では懐かしいです。(10日前なのに(^_^;)
明日FSSナイトに行ってきます。どんな話が繰り広げられるのか、楽しみですしできればこのブログでレポートできたらと思っています。他にも実は色々企画があるみたいです。この辺りもおいおいご紹介できたら、と考えています。
やはりこういうパワーは連載再開が一番のポイントですね。今日書店で見かけた「ニュータイプ重版しました」のポップを眺めながら思いました。

私は実は先日はじめてJOKER3100を手にして(^_^;←出版当時高くて買えなかったのです。)ボードのお葬式らしき画を目の当たりにしました。実は当時から永野先生はアニメをされたかったのかな、という思いと共に、何がアマテラスを動かしたのかな、と改めてとても気になりました。
ディ・ヨーグンとかダスニカ辺りの動きがちょっとずつ明らかになってきたので、それを気にしつつも、ボードとメガエラが今の所魔導大戦ではビジュアル的にも沈黙を守っているのが気になります。(出て来るのは間違いないですが)そしてある意味、彼らペアの活躍が見られるラストチャンス…なんて考えてしまうと悲しくなりますが。
ラキシスとの相克もこの辺と関係あるのでしょうか。というかもともと夫婦としてはあまりに子供っぽい(なんて書いたら怒られるかな。でもGF未満でもあるような…アマテラスの感情が無に近いのだから仕方がないのかな)し、衝突するのもある意味ふたりの成長なのかも知れませんが(^_^;)…でもその代償が56億年の放浪…

何か変な感想になってしまいすみません。ボードの一言は、間違いなく物語のターニングポイントの一つでしょう。ナインがソープと出会うのも…この頃なのかな、まだ分かりませんが。色々な人の想いが交錯するのがこのファイブスター物語の魅力だと思っています。

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